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こんにちは。
今回は、
現行~旧車のバイクのエンジンオイル交換について考えてみましょう。

目次
オイルの選び方と自分でやるメリットとデメリットについて説明します。
あなたはどっち派ですか?
①オイル交換を自分でやるタイプですか?
②バイク屋さんにお願いしますか?
③他の人にやらせますか?
まず③は人として無いです...が
逆にめちゃめちゃ他者貢献の意識が高いボランティア精神の人なら
時間・技術・材料代を無償で見返りを求めることなく
オイル交換をやってくれる人がいるなら
甘えてお願いしたほうがいいです。


自分でオイル交換をやるメリット
- – 技術料の削減。
- – バイク屋さんに移動するガソリン代の削減。
- – 移動時間の削減。
- – 経験・スキルの向上。
自分でやるタイプのデメリット
- – 工具でネジ山やボルトの頭をなめさせてしまう。
- – 道工具を一式揃える資金。
- – オイルを自分で発注する手間やオイル選びの間違い。
- – 廃オイルを自分で捨てる。
- – 自分で作業をする時間を失う。
バイク屋さんにお願いするメリット
- – プロによる作業で安心。
- – 知識や工具を持つプロに依頼できる。
- – バイク屋さんとのコミュニケーションが取れる。
バイク屋さんにお願いするデメリット
- – 作業代金がかかる。
- – 予約が必要なことがある。
- – 休業日があることがある。

わたしはバイク屋さんとの友好関係を高めたいと思っていますので
バイク屋さんにお願いします。
お金や予定を合わせるタイミングがないときなどは
自分でやってしまうときもあります。
現在所有しているバイクのオイル交換を
自分で交換をやり始めるまでには5年くらい経っていました。
なぜこんなに時間がかかってしまったのか?
- – 自分のバイクの知識が無い。
- – どのようなオイルを選んでいいのかわからない。
- – 失敗して不具合を出したくない。

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ヴィンテージトライアンフは
イギリスインチのBSWというイギリス独自のネジ規格になっています。
イギリス車のトライアンフは
このBSW・BSH規格のボルト・ナット類が使われています。
一般のホームセンターなどで販売されている商品棚では売ってません。
米国と英国インチとは違いますので
ミリ・USインチのスパナを無理やり使用するときは注意してください。
モンキースパナが使えるところでは
BSWの工具をもってない人には
モンキースパナは重宝します。
当時物のネジ1本の希少価値は高く
単なるこだわりの一言では片付けられないものです。
当時物のネジや部品にこだわるマニアは
ヴィンテージバイクのオーナーに多くみられます。
わたしもヴィンテージバイクにハマってしまった一人です。
バイクのメンテナンスの経験がないわたしには
ボルトの頭をダメにしたり
BSW規格のネジ山をタップすることが
簡単にできないと感じています。
なのでエンジンオイル交換は
信頼できるバイク屋さんにお願いしていました。
自分のバイクの事を知るという観点から
1度は自分でオイル交換を経験してみたほうがいいと思います。
バイク屋さんにもよりますが
工具を借りてレクチャーしてもらいながら
エンジンオイル交換をやってみるのもいいと思います。
1通りエンジンオイル交換を自分でやってみて...
「次からは自分で次からエンジンオイル交換をやろう」と思ったか?
「面倒だしプロに任せた方が安心だから、次からもバイク屋さんにお願いしよう」と思ったか?
どっちでもいいのです。
大切なことは
あなたの愛車のエンジンオイルを定期的に
使用頻度に合わせて交換することが重要なのです。
大切な相棒のケアを怠ると故障の原因にもなりますので
自分の体の健康を考えるくらい意識してみてください。


エンジンオイルの役割
エンジンオイルには以下のような役割があります。
エンジンオイルは、人間で言えば血液のようなものです。
コンディションを維持するためには
オイルの劣化がひどくなるとエンジンもコンディションを保てなくなります。
またバイクにあまり乗らない場合でも
エンジンオイルの酸化や湿気からの水分混入なども考えられますので
1年以上の放置バイクは
1度エンジンオイルを交換してからエンジン始動したほうがいいと思います。
定期的にオイル交換が必要な理由
- 時間の経過や使用頻度 – エンジンオイルは時間の経過や使用頻度によって劣化していきます。
- 性能低下 – 汚れたエンジンオイルは
本来オイルが持っている性能が低下していき
やがてエンジン性能に気づかない程度の不具合が起こり始め
異音発生などのトラブルにつながっていきます。 - 摩耗や傷・負荷 – 金属と金属を潤滑に動かすためのオイルが役立たずになっていては
金属が擦れて摩耗し金属のスラッジや不純物がエンジン内部で発生し
金属同士が噛合う部分にスラッジが入り
傷や負荷の掛かることを繰り返して回転すると
エンジン内部の部品が摩耗したり変形したりして
部品にガタが出たりと良いことないです。
最悪の場合エンジンが焼きつく可能性もあります。 - オイル交換のメリット – エンジン内部の金属同士の動きを円滑にして
エンジン内部の熱を吸収する。
ピストンとピストンリングの隙間を油膜で密封する。
ガス漏れがあるとマフラーから白煙が出てきます。
エンジンオイルの油膜でエンジン内部をコーティングしつつ酸化を防ぎます。
水分発生やエンジン停止時の結露・錆・腐食などもカバーします。 - 水分混入 – 長年の放置してあるバイクは水分混入などにより
カフェオレのような状態になっているオイルもあります。

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エンジンオイルの粘度とは?
- 現行4ストバイクの場合 – 「10W-40」のような表記のマルチグレードのエンジンオイル一択で良いと思います。
- 外気温環境 – 寒冷地などの冬場の(下)は0W・5Wのエンジンオイルを選ぶのもいいでしょう。
- 粘度50・60の硬いオイル – ヴィンテージの空冷バイクで推奨されている
シングルグレードの粘度50や60の硬いオイルでも
10000㎞以上も走行し使い古したオイルは粘度50以下になります。
そんなオイル性能が極端に低下した状態での
真夏の灼熱で渋滞中のストップ・ゴーのトロトロ走行をしたら
焼き付く可能性が非常に高くなります。
上記でシングルグレードSAE50・SAE60と記載しました
油温が100℃のときのエンジンオイルの状態でのオイルの粘度を表すアメリカ基準の表記です。
空冷エンジン高温時のパフォーマンス重視しての粘度を意識したエンジンオイルです。
ヴィンテージハーレーやトライアンフなどに使用していることが多いです。
トライアンフ別体エンジンの場合は
プライマリーオイルとミッションギヤオイルとエンジンオイルとの3種類のオイルを使用します。
オイル交換時は注入前にオイル表記をよく確認して
間違って注入しないようにしましょう。
各部位の役割によって適正なオイルを使用してください。
粘度の硬いオイルだと
キックスタートの始動性には向いていないのですが
いい電気・いい燃料・いい空気がそろっていて
キックのコツを知っている人であれば
そこまで始動が悪くなることはありません。
また普段使いとは違って
サーキット・モトクロスなどのレース走行をするときは
高回転状態に耐えられるオイルの選定を
バイク屋さんやメカニックに相談してください。
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エンジンオイルの種類と特徴
エンジンオイルには
鉱物油・化学合成油・中間的な合成油と3つの種類があります。
高性能なエンジンオイルは
高温耐性や油膜強度に優れますが1Lの単価も高価です。
違いはベースオイルにいろいろな添加剤を加えることで
合成のエンジンオイルが作られています。
鉱物油
原油を蒸留してできたベースオイルを基に作られ
ミネラルオイルとも呼ばれます。
最も基本的なエンジンオイルで純正指定されることも多く安価です。
通常の使用であれば必要十分な品質と性能を持っています。
英車に使用しているアマリー・ペンズオイルのシングルやマルチグレードなどは
英車乗りのオーナーに長年愛されている鉱物油です。
化学合成油
高温耐久性が高く油膜強度にも優れたポリマー系ベースオイル
またはエステル系ベースオイルを基に作られ
シンセティックオイルとも呼ばれます。
低温時の流動性・高温時の油膜強度など過酷な条件にも対応できます。
高回転域を多用し比較的エンジンへの負荷が大きいスーパースポーツモデルなどでは
純正指定されることもあります。
価格は鉱物油の2倍以上と高価です。
ホームセンターなどでも販売されている
ホンダのエンジンオイル 「G3」は 化学合成油の高性能のエンジンオイルです。
部分合成油
鉱物油と化学合成油の中間的存在です。
化学合成油のベースオイルに鉱物油を混ぜているため
半化学合成油とも呼ばれ性能と価格のバランスがよく人気です。
スポーツバイクで純正指定されることも多いオイルです。
ホームセンターなどでも販売されている
ホンダのエンジンオイル G1・G2 は部分合成のエンジンオイルになります。
空冷2ストローク・4ストローク
メーカーやバイクの型によるが
2ストバイクはギアボックスにはギアオイルを使用する。
エンジンオイルは別で
エンジンオイルタンクに指定のエンジンオイル粘度のオイルを注入する。
2ストオイルのグレードは4パターンにわかれています。
FA: 2サイクルエンジンに対し最低限の性能を有する
FB: FAに比べて潤滑性、清浄性に優れている
FC: FBに比べて排気煙、排気系閉塞性に優れてい
FD: FCに比べて清浄性を高めたオイル
とランクがあります。
サービスマニュアルなどでメーカー指定のオイルグレードを使用してください。
オイルポンプの故障によりピストンが焼き付く可能性を考えて
レーサーのように
ガソリンとエンジンオイルの混合使用にする人もいる。
(草刈り機の燃料と同じ考え。)
完全に混合燃料のレーサー使用にすると
オイルポンプにアクセルワイヤーをつながない&メクラで、
かんたんに混合使用にできる。
だが、ガソリンスタンドで給油するときには
エンジンオイルを持参して
混合比分のエンジンオイルをガソリンタンクから注入する手間がある。
この方法は4ストバイクには使えません。
2ストのバイクにはバルブやカムがありません。
4ストのバイクには吸排気バルブがあります。
このバルブやピストンヘッドに不完全燃焼の不純物が付着してしまうと
バイクが不調になってしまうからです。
4ストと2ストのエンジンオイルには
成分などに違いがありますので
2ストに4ストのオイル・4ストに2ストのオイルを間違って使用しないように注意してください。
(2サイクル・4サイクルなどと表記されている)


4ストのエンジンオイルJAOS規格。
MA 高い摩擦特性。
MA2 MAの摩擦特性の範囲で粘度が高い。
MA1 MAの摩擦特性の範囲で粘度が低い。
MB 摩擦特性が低い。

API規格。
アメリカの石油協会が定めたグレードです。
SA 運転条件がゆるやかなエンジンに使用可で
添加物を含んでいないオイル(ベースオイル)
SB 最低レベルの添加物を配合したオイルで
かじり防止・酸化安定性の機能が改善されている。
SC 1964~67年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち
デポジット防止性・摩耗防止性・サビ止め性腐食防止性が備わっている。
SD 1968~71年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち
SCより高い品質レベルを備えている。
SE 1972~79年型のガソリン車に満足して使用できる品質を持ち
SDより高い品質レベルを備えている。
SF 1980年製以降の車に適応。
酸化・高温デポジット(堆積物)・低温デポジット・
サビ・腐食に対する優れた防止性能を発揮。
SG 1989年製以降の車に適応。
SFの性能に加え動弁系の耐摩耗性と酸化安定性が要求され
エンジン本体の長寿命化を果たす性能がある。
SH 1993年製以降の車に対応。
SGの性能に加え・スラッジ防止性・高温洗浄性に優れる。
SJ 1996年製以降の車に適応。
SHの性能を向上・さらに蒸発性・せん断安定性に優れる。
SL 2001年度制定。
SJに比べ省燃費性の向上(CO2の削減)・排出ガスの浄化(CO、HC、NOxの排出削減)
・オイル劣化防止性能の向上(廃油の削減・自然保護)があげられる。
SM 2004年制定。
SLに比べ浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐摩耗性に優れている。
SN 2010年制定。
環境性能おいてより高い基準が設けられた。
SP 2020年制定。
省燃費性を含む総合性能が向上し最新のエンジン機構に適応したオイル。
各年代と時代の変化にあわせて
エンジンオイルの性能向上や環境に配慮した基準になってきています。
- 旧車ならSE以上のグレードを使用。
- 現行ならSH以上のグレードを使用。
- ヴィンテージや旧車にSNグレードを使用するのは時代が合っていませんので
使用前にバイク屋さんや専門家に相談してください。
また、安価だからと言って
自動車用のエンジンオイルの使用もやめた方がいいと思います。
オイル選びに迷ったら
メーカー指定の純正エンジンオイルをオススメします。

まとめ
バイク買取専門店バイク王
- ヴィンテージバイクのエンジンオイルは2000km以内の交換を目安にする。
- 空冷4ストの旧車は粘度が硬めのオイルを選ぶ。
- エンジンオイルの劣化は旧車のエンジンに悪い。
- 2スト・4ストやギアオイルなど間違って使用しない。
- 劣化したエンジンオイルを使い続けると、エンジンへのダメージが大きい。(焼きつき)
では、普通のバイクユーザーが価格の高い部分合成油や化学合成油に交換することのメリットは何でしょうか。
それは「エンジンをいたわること」です。
ちゃんとオイルに気を使っていれば愛車の寿命は間違いなく延びますよ。
自分でやってみるオイル交換はここから
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